印鑑をつくる

30年も前の話で恐縮です。
就職が決まった時、印鑑が必要と言われ、生命判断付きの所で印鑑を作りました。
「この名前はこんな性格だから、気を付ける様に」などとい教えてもらい、何にお使いですか?と聞かれました。
就職先が銀行で、当時銀行に就職する事がちょっとした自慢だった母は、「銀行で使います」と言ったのです。
出来あがった印鑑は、「なんとなく立派だな」と思っていましたが、仕事を始めて間違えに気付いたのです。
書類に自分の印鑑を押して、課長に印鑑をもらった時、自分の印鑑の方が、課長の印鑑よりも大きい事に。
銀行印、つまり実印と思われたのです。
私が必要だったのは認印だったのです。
当時は100円の三文判も無く、よけいな出費と思われた為、3年間、偉そうな印鑑を使い続けました。
下っ端の分際で、印鑑だけが自己主張をしていました。
欧米では、サインが一般的ですが、日本ではまだまだ印鑑が主流です。
自分の顔のような印鑑には、もっとこだわるべきだったかな、と反省しています。